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理解しにくい仮面うつ病・その特徴と対応とは?

更新日:2月8日

精神保健福祉士・社会福祉士/コラムニストの久木田みすづです。


あなたは、「仮面うつ病」という言葉を聞いたことがありますか?仮面うつ病は、目立ったうつ病の症状がみられないために診断がつかない場合があり、発見が遅れてしまうことが多いと言われています。


今回は、「仮面うつ病」についての理解を深め、自覚症状が出た時に、すぐに対応するための方法をお伝えします。




仮面うつ病って?


「仮面うつ病」は、一般的に「うつ病」と言われている症状のうち、身体の不調が先に出現すると言われています。「うつ病」では、気分の落ち込みや憂うつ感が見られますが、「仮面うつ病」では、初期時点ではそういった状態がなかなかみられません。そのため、周囲からは「うつ病らしくない」という印象を持たれてしまうのです。




仮面うつ病の特徴


「仮面うつ病」の自覚症状としては、だるさや肩凝り、頭痛や腹痛などの身体症状が見られます。その後、症状が悪化すると、精神的な症状として、憂鬱感などが出現します。初期段階では、内科を受診しても異常なしと言われることが多いため、見逃されやすいのが特徴です。

しかし、「仮面うつ病」も「うつ病」の種類であることには間違いありません。「最近、なんだかだるい」「頭痛が続く」などという場合には、「仮面うつ病」の可能性もあるかもしれないということを、頭に入れておきましょう。




仮面うつ病になりやすい人


ところで、どのような人が「仮面うつ病」に陥りやすいいのでしょうか?


これは、うつ病と同じく、性格や気質に由来する部分が大きいとされています。つまり、真面目で完璧主義傾向のある人や、責任感が強い人が発症することが多いのです。

「今日は仕事でこんなミスをしてしまったから自分はダメな人間だ」などと、常に自分に対して厳しい評価をしてしまいがちな方は、自責傾向が強いため、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでしまうのです。




仮面うつ病かも?と思ったら


自分の状態がいつもと少し違うなと思ったら、難しく考え過ぎず、まずは精神科や心療内科を訪れることをおすすめします。なぜなら、問題を早期発見できる可能性があるからです。しかし、多くの方は「精神科は怖いからやめておこう」「このくらいの症状で行くべきではないのではないか」と、精神科や心療内科にいくことを戸惑ってしまうようです。


ただ、受診する機会を逃してしまうと、場合によってはうつ病の状態がどんどん進み、自分の力ではコントロールできなくなってしまったり、自律神経失調症などの病気に悩まされることもあり得ます。なるべく早めに行動することが、将来のあなたのためになるということを、ぜひ覚えておいてくださいね。



「仮面うつ病」は、ストレスフルな社会を生きる私たちにとって、とても身近な存在です。「私は大丈夫」と思っていても、いつこういった症状が出るかはわかりません。そのため、普段から自分を追い詰め過ぎないように心がけ、自分に対して優しく接する場面を作ってあげるようにしましょう。そして、少しでもおかしいなと思うことがあれば、身体の状態だけではなく、心の状態にも目を向けることができるようにしてみてください。



参考文献(URL):

https://www.tawara-clinic.com/blog/005/

https://www.sankyobo.co.jp/dickam.html



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久木田 みすづ Misuzu Kukita


カウンセリングセンターや精神科病院に勤務。うつ病などの患者さんや、その家族に対するカウンセリング・相談や支援を経験。以前より好きだった「文章で表現すること」を活かし、現在はメンタルヘルス系の記事を執筆するライターとして、多くの人に心と体をケアする大切さについて積極的に伝えている。

<保持資格>日本心理学会認定心理士、精神保健福祉士(国家資格)、社会福祉士(国家資格)

https://www.liblaboratory.com/kukitamisuzu

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