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子育てにはママの機嫌がとても大切!

こんにちは、谷ましゅです。

お読みいただきありがとうございます。

今回は、子育てをされている方に向けてコラムを書いていきます。


子育てって本当に骨が折れることがありますよね。自分の想像をはるかに超えることが起き、睡眠不足でフラフラになりながら家事や仕事をする、なんてことも珍しくないのではないでしょうか。

いつも自分の限界を超えて子どものために頑張っていると、どうしてもストレスが溜まって、不快な気分のまま過ごすことが増えてしまいます。それが爆発して子どもに八つ当たりをしたり、何もする気が起きなくなったり。

しかし、ママの機嫌は子どもに少なくない影響を与えることが多いです。


この記事では、なぜ育児にはママの機嫌が大切なのかについて解説していきます。




目次

  1. 育児にママの機嫌が大切な理由

  2. ママの機嫌が子どもに及ぼす影響

  3. 完璧でなくてもいい!心に余裕のある子育てを。




1.育児にママの機嫌が大切な理由


子どもがお腹を空かして泣いたり、ケガをして痛くて泣いたりしていると、自分も無意識に苦しい気持ちになることはありませんか?そして、子どもの苦しみを早く取り除こうとしますよね。これは人間に元々備わっている本能みたいなもので、子育てをするには必須の素晴らしい能力です。

しかし、この能力は時に問題になることもあります。子どもの不快に自分自身が耐えきれず、イライラしたり、泣かないように叱ったり、子どもに八つ当たりしたり、ということが出てきてしまうからです。


子どもは母親の感情を無意識に読み取り、一層激しく泣いたり怒ったりすることがあります。ママと子どもは無意識に連動しているんですよね。

専門的な言葉では「共感的な共鳴」といったりします。


ママがニコニコ機嫌が良いと、子どもは不安を感じることが少なくなり気持ちが安定してきます。子どもにとって、ママの機嫌が大切な理由がわかっていただけたかと思います。




2.ママの機嫌が子どもに及ぼす影響


では、ママがずっとイライラしていると、子どもにどのような影響がでるのでしょうか?


ママのストレスが高いと、子どもは母親と距離を取ろうとすることが研究で明らかになっています。(研究結果ですので、全ての子どもがそうなるわけではありませんが、そうなる確率が高いということです。)

そして、仮面を被ったように「いい子」を演じるようになったり、癇癪を起こしたり、お友達に暴力をふるって傷つけてしまったりすることが出てきます。


子どもはママと良好な愛着関係を築けずに、精神的に不安定になってしまうことがあるのです。

目を背けたくなるような事実ですが、それほどにママ自身の感情が子どもにとって大切だということなのです。




3.完璧でなくてもいい!心に余裕のある子育てを。


「そんなこと言われたってどうすればいいのよ」

「私の責任が重すぎて辛い」

これまでの文章を読み、このように思われた方もいらっしゃると思います。


ここで大切なことは、子どものために自分の全てを捧げ、犠牲になることが正しい母親の姿であるという認識を捨てることです。

本当に子どもに優しくするためには、まず自分を大切にしてあげなければいけません


そのために、ばたばたと流れていく日常の合間に自分だけの時間を設けるようにしましょう。

寝る前に「今日もよく頑張った」と自分に声をかけたり、ストレッチをしたり。また、家事・育児・仕事を完璧におこなう必要もありません。手を抜けることは何かを考えたり、夫との分担を見直したり、第三者にお願いすることを検討したり。


心に余裕を持つためには自分が楽をする工夫が必要です。

自分を犠牲にしすぎず、存分に他人に頼って、楽をしてくださいね。「楽できてるな」と思っても息抜きをすることを忘れないでください。



ゆったり心に余裕のある子育てを目指していきましょう。


もし、そうできずにイライラが収まらなかったり、1人ですべてを抱えてしまったり、現状の代え方がわからない場合は、カウンセリングなど活用し、ご自身の現状、頭の中の整理をしてみましょう。「変えられることがある」とわかるだけで気持ちが楽になることがありますよ


 

参考文献

長谷川麻衣. (2008). 母親の育児ストレスと母子関係--縦断研究による検討. 発達研究, 22, 37-47.

クリスティン・ネフ , クリストファー・ガーマー(2019)『マインドフル・セルフ・コンパッション ワークブック』 富田 拓郎 (監修, 翻訳),星和書店

 

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谷 ましゅ Mashu Tani


大学卒業後、メガバンクにて個人向け金融商品の営業として働く。 銀行員を続けながら大学院受験の勉強を行い、難関国立大学に合格。結婚退職後、大学院に入学。 現在臨床心理学を専攻しており、認知行動療法、メンタルヘルス、発達障害などを専門に勉強中。また、研究活動を行っており、セルフコンパッションをテーマに研究中。

<保持資格>FP2級

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