妊活CAFEに参加してくださるかたの中には20代半ばで、妊活をする年齢にしては若いと言われる方もいらっしゃいます。「まだ若いから大丈夫」と周囲から言われ、どのように妊活を進めたらよいか悩むことがあるようです。
今回は、「若いけどなかなか妊娠できない」と悩む妊活WOMAN®さんに向けて、妊活の進め方について書きました。
■「若いけどなかなか妊娠できない!」このあとどうする??
不妊ってもっと年上の人たちの話だと思っていた
若くても妊娠できないことがあるなんて考えもしなかった
すぐに妊娠できると思っていたのに、想定外でしんどい!
こんな風に考えている20代の妊活WOMAN®さん、いませんか。
私たちは「避妊しなければ妊娠する」と教育を受けてきたので、「不妊」という現実にぶつかったとき、どうしてよいかわからず戸惑うことがあります。
「若いけどなかなか妊娠できない!」そう思った方の次のステップは、婦人科などできちんと検査を受け、不妊症となる原因があるかどうかを探ることです。
日本産婦人科学会では、不妊症をこのように定義しています。
不妊(症) infertility, (sterility)
生殖年齢の男女が妊娠を希望し,ある一定期間,避妊することなく通常の性交を継続的に行っているにもかかわらず、妊娠の成立をみない場合を不妊という.その一定期間については1年というのが一般的である.なお,妊娠のために医学的介入が必要な場合は期間を問わない.(*1)
つまり、避妊をしていないにもかかわらず、1年間妊娠しなければ「不妊(症)」ということになります。また、医学的介入が必要な場合は期間を問わない、とも明記されています。
検査により不妊の原因を知ることで妊娠に一歩近づくことができるので、早い妊娠を望むなら躊躇せずに婦人科へかかりましょう。
*1:日本産婦人科学会HP(http://www.jsog.or.jp/news/html/announce_20150902.html)より
■夫婦で妊活プランを考えましょう
クリニックに通うと同時に、今後の妊活について夫婦で考えることも忘れないようにしましょう。妊活は女性のものではありません。夫婦2人で取り組むものです。
焦りから1人で妊活を始めると勇み足を踏んでしまい、夫婦間に溝ができることにもなりかねません。
タイミング法?
人工授精?
体外受精?
そんな風に妊活の手段を考える前に、子どもを授かることについて夫婦でしっかり話し合って足並みをそろえましょう。妊活プラン作りは夫婦で話し合うことから始まります。
■「不妊治療すべき?」答えはYESであり、NOでもある
婦人科での検査の結果、医学的介入が必要な人もいるでしょう。また、少しでも早く子どもを授かりたいと夫婦で話し合ったなら、医学的介入は絶対必要と言えなかったとしてもステップアップを望む人もいるでしょう。そういう人にとっては、「不妊治療すべき?」の答えはYESです。
でも、不妊の原因が不明で、夫婦の話し合いの結果自然妊娠を待つことを決めたなら、その人にとっては、答えはNOです。
あいまいな答えになりますが、不妊治療は「した方がよい」とは言えても、「すべきである」ということは自分以外誰も決められません。だからこそ、「どうしたいのか」ということを自分と向き合って考える必要があるのです。そして、最終的には夫婦で結論を出す必要があります。
その答えを導き出すことが難しいのであれば、心理カウンセリングで一緒にお話しながら、ご自身の本心がどこにあるのか探ってみませんか?
「みんなどうしているのかな?」と周囲のことが知りたい場合は、妊活CAFEへの参加をオススメします。
迷っている時間が一番もったいないです。行動することで吹っ切れる迷いもあると思うので、まずはご相談くださいね。
◆心理カウンセリング
◆LIB Laboratoryのイベント情報
今井 さいこ Saiko Imai
LIB Laboratory代表。公認心理師/睡眠指導者。
高校生の時「環境が心に与える影響」に興味を持ったことから、大学で心理学を専攻。臨床心理学を中心に認知心理学、知覚心理学、行動心理学、生物心理学、発達心理学を学ぶ。
その後、社会人としてベンチャー企業に勤める傍ら、心理カウンセラーとしての勉強と実践を積み、女性向けカウンセリングを始める。
2013年から7年間妊活支援に特化した心理カウンセリングを提供。現在は、睡眠指導者やナチュラルライフセラピスト、アロマテラピーアドバイザーの知識も活かした心理カウンセリングにより、心身共に健康に導くカウンセリング、パフォーマンスを上げるための睡眠指導をおこなっている。
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