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年齢が高いというだけで子どもを持つことを諦めない!高齢出産で大切なこととは?

多忙な現代生活、女性も男性も平等に給料を得ることができ、自由な生活を送れる時代。人生は一度切り、独身のうちに、また結婚しても子供が出来る前にやりたいことは沢山あります。習い事、旅行、遊び、したいことが沢山あって、それらに夢中になるうちに結婚や妊娠が遅くなることもあるでしょう。

今回のコラムでは、高齢出産となる妊活WOMAN®さんに向けて、「子どもを授かる」ことを考えるときに大切なポイントをお伝えします。



■「子どもが欲しい」気持ちに嘘をつかない

日本の平均初婚年齢をみても、都道府県によって差異がありますが女性に焦点を当てると30歳近い地域もあります。また、2014年には初めて出産する女性の平均年齢は30.6歳と、30歳を超えたことで話題にもなりました。30代後半、40代、はたまた50代になって『子供が欲しい!』と思う女性も少なくないはずです。

高齢出産で考えるべきはさまざまなことに対するリスクです。母体のみならず子供の身体への影響などを事前に知ること、そのリスクをどう受け止めるかを考えることはとても大切です。

インターネットなどで調べるとそれらに関する山のように膨大な量の情報を見つけるができます。そこで、それらの情報に振り回され、子供を作ることを諦めることもあるかもしれません。

しかし、他人が高齢出産をどう見るか、ということは重要ではありません。大切なことは、自分の人生に置いて『子供を育てたい』という気持ちがどこまで強いかということ。そして、子供が成人するまで肉体的にも精神的にも、そして経済的にも面倒見られるかどうか熟考することです。



■世界の高齢出産エピソード

欧米では70歳を超えた男性が再婚の末に子供を作ったという話もあります。

一部では、自己中心的だ、子供が幼稚園に通う時、親が祖父母の年齢で笑われる、などと非難の声も聞かれます。しかし、それは他人の考え方であって子供を愛し、大切に育てる気持ち、そして自信があれば、高齢でも妊娠、出産を諦める必要はないのではないかと考えます。

高齢出産、そしてその後の子育てのリスクを計りながらパートナーとしっかり妊活について話し合いましょう

また今年、メキシコで70歳の女性が8人目の子供を妊娠しているニュースが世界のメディアを賑わせました。今までの高齢妊娠の世界記録は、2006年に双子の男の子を受精から358日で出産した66歳のスペイン人女性María del Carmen Bousada de Lara 氏となっています。2009年に亡くなったマリア氏ですが、生前は高齢出産の権利を謳う活動家として知られました。

子供を欲しいという素直な気持ちが現れた時は、頭ごなしに『無理だから』と諦めずに医療機関や専門のカウンセラーなどに相談することをお勧めします。



■自分の人生、後悔をしないために・・・

大切なことは子供にとっても親にとっても後悔の残らない決断であること

決断を下すには大きな勇気が必要です。意志、自信、さまざまなリスク、メリットとデメリット、世間体など、さまざまな角度から検討する必要がありますが、ぜひポジティブな気分でパートナーとオープンに話し合ってみてください。


 

安藤 麻矢 Maya Ando


ライター歴20年。専門分野は社会科学。趣味は動物の短編小説を書いたりイラストを描いたりすること。同情よりも共感が少なくなっている世の中、小さな手助けが人の心を救えることを信条としている。米国の大学にて心理学学位取得、香港の大学にて健康行動学でマスターを取得しており、グローバルな視点と知識をもとにしたコラムを執筆している。LIB Laboratoryでは妊活中の心理に加え、自身の介護経験を通じて感じることを心理学的な視点を交えてお伝えしている。

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