気温が下がり、乾燥した天気の時は、布団を肩までかけて眠ると気持ち良く感じるでしょう。それには原因があります。人が心地よく感じる温度は、布団の中では33度、室温では夏は25-27度、冬は14度から20度と言われています。冬場は多少の差はありますが、人間の平均体温が36度とするとその前後が心地よい気分を感じられる温度ということが分かります。
人は暖かい気候では性格が温和で楽天的になるとも言われています。
その理由の一つには気温が関係しています。例えば、マイナス気温の室外に出ると寒くて顔や体はこわばります。笑顔を作りなさい、と言われてもなかなか難しいですよね。笑うと緊張もほぐれ、リラックスした気分を感じることができます。
つまり、特に寒い冬には体を温めることが精神リラックスにつながります。不妊で確実に分かっていることは過度なストレスは不妊につながるということ。言い換えれば、心身が和らいでいる時こそ、ストレスレベルが低下し妊娠の可能性が高くなります。
そこで、妊活中に使いたい温めグッズを5つ選んでみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
■妊活中に使いたい温めグッズを5選!
バケツ(底が深い) バケツ?と疑問に思うかもしれませんが、バケツは掃除に使うだけに活躍するわけではありません。健康にもとても役に立ちます。それは、足湯です。足裏マッサージなどの前に足を暖かいお湯につけることを思い出してください。1日10分、38度〜42度のお湯に足を浸すことで体の中はポカポカ温まりデトックス効果を表します。また、同時に筋肉がほぐれることで気分もリラックスします。しかし、掃除用に使うバケツは洗っても清潔とは言えません。そこで、足湯専用のバケツを用意しましょう。
ホッカイロ 冬になると欠かせないホッカイロ。すぐに暖かくなり、持続時間も長いもの。女性にとってお腹や腰を冷やすことは体にとっても妊活にとってもよくありません。即温め効果のあるホッカイロは妊活女性にとっては欠かせません。
ネックピロー 冬場でなくてもドラックストアの常備商品であるネックピロー。小豆やさくらんぼの種など、植物性の詰め物で体にも安心。しかも、レンジで簡単に素早く温められます。肩および首回りの冷えは背中の緊張につながります。首回りを温めて暖かい飲み物を飲んでリラックスした時間を過ごしましょう。
モフモフミニひざ掛け 気温が下がると、掛け布団と首回りの隙間が気になります。寒い空気が入ると背中もゾクッとし快眠の妨げになります。睡眠は心身健康を守ってくれる大切な行為の一つ。そこで、自分が心地よく感じることができる薄手のミニひざ掛けを用意し、首回りと胸のあたりに掛けて寝ると、自分が生まれた頃のお包みに包まれたような安心感からスムーズに眠りに落ちやすくなります。
保温ミニポット ピクニックなどアウトドアスポーツに欠かせない保温性のミニポット。しかし、特別な時に活躍するだけではありません。外出すると体が冷える冬の期間。寒いと感じたら、小型のミニポットを携帯していて、お茶、生姜汁に蜂蜜を加えたジンジャーハニーなどを持ちあるけば、お店で暖かいのみものを注文するより経済的、しかも好きな飲み物で胃が温まり気分も体も一時のリラックス感が得られます。
赤ちゃんを授かるには体が適温に保たれ、リラックスした状態にあることが大切です。体を温めストレスを軽減することは免疫力も向上にもつながりますよ。
今年の冬は温めグッズでリラックスしながら妊活をしてくださいね。
◆LIB Laboratoryの公式LINE
安藤 麻矢 Maya Ando
ライター歴20年。専門分野は社会科学。趣味は動物の短編小説を書いたりイラストを描いたりすること。同情よりも共感が少なくなっている世の中、小さな手助けが人の心を救えることを信条としている。米国の大学にて心理学学位取得、香港の大学にて健康行動学でマスターを取得しており、グローバルな視点と知識をもとにしたコラムを執筆している。LIB Laboratoryでは妊活中の心理に加え、自身の介護経験を通じて感じることを心理学的な視点を交えてお伝えしている。
Comments