子育て中は、仕事や家事だけでなく、子供のケガや周囲への配慮など心身ともに大変なことが多く、蓄積するストレスや疲労を放置してしまうという人も少なくないようです。
また、精神面での疲労は自分自身でも気づきにくいため、無意識のうちに子供やパートナーに八つ当たりしてストレスの連鎖を引き起こしたり、うつ病などを発症してから気づいたりするケースもあります。
そのようなことを防ぐためにも、今回は、親子で簡単に取り組める「セルフメンタルケア」について特集してみました。

■セルフメンタルケアとは?
簡単に言うと、精神面に対して「配慮や気配り、メンテナンスをおこなう」ことです。
精神面を癒してあげるようなイメージですね。

■セルフメンタルケアには、家族で取り組もう!
子供だってストレスは溜まります。
ママやパパにストレスが溜まり、無意識のうちに冷たく接したりイライラしたりしていると、子供は遠慮したり気を遣ったりすることがあります。
大人がそうであるように、子供も遠慮や気を遣うことでストレスが溜まってしまうのです。
子育て中は、「子供を預けて息抜き」とはいかない家庭も多いと思いますので、家族で楽しみながらメンタルケアに取り組むのが理想と言えるでしょう。
お互いを励まし合うことで、継続しやすくなるというメリットもあります。

■家族でカラオケに行こう!
カラオケ「ビッグエコー」で配布されている「カラオケサプリ(第一興商)」という冊子よると、カラオケを週に1回(1時間以上)以上歌うことで、「ストレスの軽減が実証された」と記載されています。
好きな歌を歌いながらストレスを軽減できるのは、嬉しいですね。
ただし、子供の年齢が低いと大きな音が耳に与える負担も心配ですので、兄弟で歳が離れている場合には、下の子を保育園に預けている間などがおすすめです。

■家族で散歩
体を軽く動かすことが、ストレス解消につながります。
ただ、何か目標がないと、家族で歩くことは少ないかもしれません。
「今日は、みんなで歩いて図書館に行ってみよう!」
「スマホで写真を撮りながら歩いてみよう!」
などと声をかけ合って、最初は近い距離からはじめてみましょう。
ママやパパ、子どもたちの体力作りにもなるので、おすすめです。

■家族でヨガ!
ヨガの呼吸法も、ストレスに効果的だと言われています。
ヨガは、自分の体さえあれば、野外でも室内でも思い立ったときにおこなうことができるので、継続しやすいと言えるでしょう。
また、子どもたちは体がやわらかいことが多いので、無理なくヨガのポーズにチャレンジできることが多く、自然なスタートが切りやすいようです。

■まとめ
最近でこそ、よく話題にのぼるようになった「メンタルヘルス(精神面の健康)」ですが、日本では、ケアをおこなう順位として最優先に挙げる人はまだまだ少ないようです。
来月10月10日の「世界メンタルヘルスデー(世界精神保険デー)」をキッカケに、家族で楽しめる「セルフメンタルケア」をはじめてみませんか?
山内良子 Ryoko Yamauchi 2008年頃から接客業務改善などの業務に携わりながら、資格を生かした親子クッキングイベントなどを開催。現在は主にライターとして活動し、旅や暮らし、インタビューや経営者向けの記事など幅広く執筆中。「妊活WOMAN®コラム」では、学んだ心理学を活かしながら、女性の気持ちが軽くなるような記事づくりを目指している。https://www.liblaboratory.com/yamauchiryoko
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