不登校で不安・焦りが止まらない親へメンタルを守るセルフケアと支援先の考え方
- 今井 さいこ

- 2025年7月16日
- 読了時間: 4分
※この記事は、2025年7月12日配信 Podcast「それ、わかるー!!」でお話しした内容をもとにまとめています。
子どもが不登校になると、「このままで大丈夫かな」「いつ学校に行けるんだろう」そんな不安や焦りが、親の心を占めてしまうことがあります。
この記事では、不登校の子どもを支える中で親自身のメンタルをどう守るか、そして学校と家庭だけに閉じない支援の考え方についてお伝えします。
■こんな方におすすめの内容です
子どもの不登校で、不安や焦りが強くなっている方
「親としてちゃんとしなきゃ」と自分を追い込んでしまう方
学校や家庭以外の支援の選択肢を知りたい方
■今回のお悩み
ニックネーム:かっこうさん(36歳)
お子さんが不登校になり、子どものことを考えるほど不安や焦りが強くなっている。「何とかしてあげたい」という気持ちがある一方で、自分自身も精神的に疲れていると感じている。親として、どのように心のバランスを保てばよいのか、メンタルケアの方法を知りたい
——そんなご相談でした。
■不登校は「親が頑張りすぎるほどつらくなる」ことがある
不登校の場面では、「どうしたら行けるようになるんだろう」「声かけを変えたほうがいいのかな」と、親が一生懸命考えるほど、心が消耗してしまうことがあります。
その背景には、子どもの気持ちは親がコントロールできるものではない、という現実があります。元気そうに見えても、登校直前に「今日は行けない」となることもあり、それは珍しいことではありません。
「どうにかしよう」と力を入れすぎるほど、親の心がすり減ってしまう。まずはその構造を知っておくことが、親自身を守る第一歩になります。
■親のメンタルケアに大切な「セルフコンパッション」
公認心理師として多くの相談を伺う中で、特に大切だと感じるのが「セルフコンパッション(自分への思いやり)」という考え方です。
セルフコンパッションには、主に次の3つの視点があります。
自分に優しさを向けること 不安や焦りを感じる自分を、「こんな気持ちはよくない」と責めなくて大丈夫です。「それだけ大切に思っているからこそ、つらいんだよね」と、自分に声をかけてあげてください。
この気持ちは特別なものではないと知ること 同じ立場に立てば、多くの親が同じような不安や焦りを感じます。「私だけが弱いわけじゃない」と知ることは、心を少し楽にしてくれます。
今の気持ちに気づき、そのまま受け止めること 良い・悪いと評価せず、「今、不安なんだな」「焦っているんだな」と認識するだけでも十分です。
こうした関わり方は、自己肯定感を守り、親自身の回復力につながっていきます。
■家と学校だけに閉じない「支援の持ち方」
不登校の状況では、「家」と「学校」だけの世界になりがちです。
けれど、親子の負担を軽くするためには、複数の支援先とつながることが助けになります。
たとえば、
学校の担任の先生やスクールカウンセラー
不登校の子どもを持つ親の会・自助会
地域の子育て相談窓口
心理カウンセラーへの相談
どれが正解ということではありません。「ここなら話せそう」と思える場所を一つ持つだけでも、気持ちは大きく違ってきます。
■まとめ|一人で抱えなくて大丈夫
不登校は、先が見えず、親の心を揺さぶる出来事です。不安や焦りを感じるのは、親として自然な反応でもあります。
だからこそ、まずは親自身の心を守ることを大切にしてみてください。少し自分に優しくすること、支援先を増やすことは、親子にとっての選択肢を広げることにもつながります。
「今すぐ答えが出なくても大丈夫」。心が少し軽くなる道を、少しずつ一緒に探していけたらと思います。
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