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20代なのになかなか妊娠できない!不妊の原因は?

若年層の不妊の増加が叫ばれている現代、もはや20代といえども「不妊は無関係」とは言えません。今回のコラムでは、20代の不妊について、特にメンタル面から工夫できることについてお伝えします。



■20代で不妊になる原因

「若いから、すぐに妊娠できると思っていたのに…」

20代の妊活WOMAN®さんでなかなか妊娠に至らず悩んでいる方も多いと思います。

かくいう私も、その一人でした。20代前半で不妊、流産などを経験し、心身ともにひどく傷つき、年齢が若いからといって不妊とは無関係ではないのだと知りました。


“不妊”とひと括りにいっても、その原因はさまざまです。まず、病気などに起因するもの。そして、食生活の乱れや極端なダイエットからくる体型の乱れや、栄養バランスの偏り。過度な飲酒や喫煙など。それに加えて、すべてに影響を及ぼしてくるのが、ストレスが原因によるものです。



■20代での不妊とストレスの関係

「ストレスで不妊?」と不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ストレスにより自律神経が乱れると、体は大きく変わってしまうのです。

自律神経は、体の健康なサイクルの全てを司っています。ストレスにより自律神経に不調をきたすと、不眠や体のだるさなど、さまざまな症状が出始めますが、特に女性に顕著なのは生理に関することです。妊活WOMAN®さんの中にも、ストレスで生理が遅れたり、逆に生理でもないときに出血してしまった経験はありませんか?自律神経の不調からホルモンバランスが乱れると、生理周期が不安定になり、ときには排卵がストップしてしまうことも。排卵が不規則になると、もちろん妊娠がしにくくなるため、これが恒常化してしまえば若くても不妊に陥る可能性があるのです。



■体からのSOSをキャッチしよう

では、それを改善するにはどうしたらいいのでしょうか?

まずは何より、自分自身を労り、ストレスの軽減に努めることです。20代は就職、結婚、引っ越しなど、さまざまな変化が立て続けに起こるので、そもそもストレスが多い時期です。結婚を機に他都市へ引っ越した人であれば人間関係の悩みを抱えたり、不慣れな土地で不自由を感じたりすることでしょう。仕事をしている人であれば、まだ慣れない職場で何とか成果を出そうと、必死で頑張っている時期でしょう。

十分すぎるくらい頑張っているとき、体は不調を通じてSOSを発することがよくあります。精神的な原因からくる不妊も、体からの「ちょっとゆっくりしようよ」の大切なサインなのかもしれません。そんなときは、まずストレスに関係がありそうなことを、遠慮なく減らしていきましょう。家事も分担を減らしてもらい、もっと好きなことをする時間を作り、友達と出かけたり、家族やパートナーと過ごす時間を増やしたり、日々の生活を充実させることに目を向けてみましょう。


ストレスが癒えるには、時間が必要です。これは赤ちゃんを迎えるための、自分との大切な対話の期間だと思い、ぜひゆっくり時間をとってみてくださいね。

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恵 理世 Riyo Megumi


コラムニスト/メンタルケアカウンセラー

専門は女性のための深層心理分析。産前産後のお母さんたちのメンタルケアを中心に活動。自身も不妊や流産に悩み、妊活の末、現在は一児の母。日英バイリンガルとして、世界各国の人々のカウンセリングを行ってきた経験と女性のメンタルケアに携わってきた臨床経験を活かし、グローバルな視点でのコラムを執筆している。

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