「妊活サプリを飲めば妊娠できるかも!」と、摂取する男女が増えているようです。
しかし、妊活サプリというのはそもそも、妊娠中や妊活中に必要な栄養素を含むサプリメントをそう呼んでいるだけで、「飲めば妊娠できるサプリメント」のことではありません。
不足しているミネラルやビタミンを補うことはもちろん大切なことですが、サプリメントを大量摂取することで、逆にカラダにとって悪影響を与えてしまうこともあります。
今回は、妊活サプリを飲む前に知っておきたい大切なことと、妊活中に役立つ心理学について詳しくみていきましょう。
■「妊活サプリ」を詳しく知りたい
「妊活サプリ」には、大きく分けて女性用と男性用があります。
女性用の妊活サプリには、妊活中の女性に不足しがちなビタミンやミネラル、カルシウムや鉄、葉酸などの栄養成分が豊富に含まれていることが多く、マカやザクロが含まれている商品もあるようです。
そして男性用サプリには、亜鉛や鉄、必須栄養素など、元気をサポートするような栄養成分を含んだマカがメインで入っていることが多いようです。
葉酸サプリもメジャーになり、妊娠の有無にかかわらず人気ですが、サプリメント商品の大量摂取がカラダに悪影響を与えることもあります。
摂り過ぎると死亡率が少し高くなるとの外国の論文も発表されていますので、過剰摂取には注意をしましょう。
■過剰摂取を避けて妊活サプリと上手に付き合う
過剰摂取が良くないとは言っても、妊活サプリには不足しがちな栄養素もたくさん含まれており、上手に付き合っていく分には特に問題はありません。
けれど、やはり普段からバランスの良い食事を心がけ、太陽や海、森林や清流が育んでくれた自然の恵みをカラダの中に摂り入れることが一番です。
例えば、主食である白いご飯を五穀米に替えることで、ビタミンやミネラルを摂取することができます。
それから、味噌汁を具沢山にして、玉ねぎ、キノコ、ワカメ、さつまいもを入れ、溶き卵を加えることで、いつもより少し多めの栄養素を摂取することができます。
働いている方は仕事が忙しい時期などに外食が増え、栄養面に不安を感じる方もいると思いますが、作り置きして冷蔵保存し、夜と朝に飲むだけで、1日に摂取できる栄養成分はずいぶんと違ってくるものです。
ぜひ、お試しください。
■「サプリメントを飲まないと!」と不安に感じたときの心理学
いつも飲んでいるサプリメントを急に辞めてしまうと、「サプリメントを飲まないと!」と不安な気持ちになってしまう方も多いようです。
不安とは、スッキリと晴れた心の中に、ぼんやりと見える曇のよう存在です。
雲はただただ浮かんでいるだけなのに、そのボンヤリとした雲の部分ばかりを見つめていると、その曇が広がっていくように見えたり、嵐の前触れのように感じたりしてしまう可能性もあります。
不安をやわらげる心理学のひとつとして、「不安があることを認める」という方法があります。
サプリメントを飲まないといけないという不安に駆られたら、まずはその気持ちを受容し、「不安な私でもよい」とその状態を認めること。
もし余裕があれば、家にある野菜を薄味のスープにして飲んでみましょう。
ゆったりとした気持ちで温かく栄養のあるスープを飲むことで、不安が少しずつやわらいでいきますよ。
山内 良子 Ryoko Yamauchi
2008年ころから接客業務改善などの業務に携わりながら、資格を活かした親子クッキングイベントなどを開催。現在は主にライターとして活動し、旅や暮らし、インタビューや経営者向けの記事などを幅広く執筆中。LIB Laboratoryのコラムでは、学んだ心理学を活かしながら、女性の気持ちが軽くなるような記事づくりを目指している。
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