男性型脱毛症(AGA)で悩んでいる男性にとって、「育毛剤は希望の光」と言っても過言ではありません。しかし、その育毛剤が精子に悪影響を与え、男性不妊となってしまうというという噂もあります。 この噂が本当なのかどうなのか、育毛剤を使用中で、なおかつ妊活中の方は気になるところではないでしょうか?
今回は、育毛剤が与える影響や副作用について、詳しくみていきましょう。
■男性不妊の原因と言われている育毛剤は?
育毛剤には、市販されているものから治療薬までたくさんありますが、男性不妊の原因になると言われているのは「プロペシア」「ザガーロ」「ミノキシジル」です。
少しわかりにくいのですが、プロペシアの主成分はフィナステリドで、インターネットでもよく一緒に検索されています。ザガーロは総称で、一般的にはデュタステリドと呼ばれています。また、ミノキシジルは商品名ではなく「成分」で、市販の育毛剤や発毛剤にも使われている成分です。
■育毛剤が原因で男性不妊になる?
実は、プロペシア(主成分:フィナステリド)やザガーロ(デュタステリド)には勃起不全、ミノキシジルには性欲減退の副作用が報告されています。そのため、「育毛剤で男性不妊になってしまうリスクはある」と言えるでしょう。
ただ、先入観が与える精神的な影響も大きいようなので、次の項目で詳しくみていきましょう。
■プラセボ(偽薬)でも性欲減退や勃起不全に!
プロペシアのプラセボを使った実験では、プラセボであるにもかかわらず、性欲減退や勃起不全の症状があらわれたケースも発生しています。実験の結果からわかるように、性欲減退や勃起不全の副作用があるという「先入観」が精神的に影響を与えるケースもあります。まずは、不妊治療をおこなっていることを医師に相談し、育毛治療を続けるかどうかの判断を仰ぎましょう。
また、プラセボでも先入観により精神的な影響が出たように、不安な気持ちが妊活に影響を与えてしまうことも考えられます。まずは、不安な気持ちをやわらげ、先入観を取り払ってみましょう。
■男性不妊で悩んでいる妊活女性やパートナーの方へ
妊娠できない原因が「男性不妊」の場合、原因を抱えているパートナー本人に相談できず、悩みや不安でいっぱいになってしまう妊活女性も多いようです。また、「親族や友人に相談をして、何かの拍子でパートナーの耳に入ってしまったら…」と不安に感じてしまうこともありますね。
LIB Laboratoryでは、そういった妊活女性の不安な気持ちをサポートできるよう、カウンセリングもおこなっています。 妊活中の不安や悩みをやわらげるだけでなく、メンタルとの向き合い方や回復方法について、女性カウンセラーが真摯に対応します。ぜひ、お気軽にお問合せくださいね。
◆心理カウンセリング
山内良子 Ryoko Yamauchi
2008年頃から接客業務改善などの業務に携わりながら、資格を生かした親子クッキングイベントなどを開催。現在は主にライターとして活動し、旅や暮らし、インタビューや経営者向けの記事など幅広く執筆中。「妊活WOMAN®コラム」では、学んだ心理学を活かしながら、女性の気持ちが軽くなるような記事づくりを目指している。
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