全国各地で真夏日が続く8月。猛暑と夏バテでぐったりし、体調不良や疲れから気持ちやホルモンバランスまで乱れがちになります。今回は、夏バテを克服して妊活に快適な気持ちで挑めるよう、体の面からアプローチできることを「衣・食・住」に分けて考えてみましょう。
【衣】 …温度に合わせたこまめな脱ぎ着で調節を
妊活ファッションの基本といえば体を温めることですが、真夏の屋外で無理して厚着をするより、綿や麻など、肌に優しく通気性の良い素材を選ぶ方が体に優しいと言えるでしょう。 そして夏のお出かけにはハンドタオルを忘れずに、エアコンの効いた室内に入る際はしっかり汗を拭うよう習慣づけましょう。汗をかいたままエアコンの効いた室内にいると、体が冷えすぎてしまうので要注意です。薄手の羽織りものをバッグに忍ばせ、臨機応変に対応できるようにしておくと良いでしょう。
【食】 …季節の食材を活かして夏バテ撃退!
男性は女性よりも暑がりの人が多く、猛暑で疲れてスタミナ不足になってしまうことも。
そんなパートナーには、トマト、きゅうり、なすなど、体の熱を冷ましてくれる食材を積極的に食事に取り入れて体をクールダウン。スタミナ不足には、にんにくやうなぎ、豚肉、ニラなどが役立ってくれます。
また、暑い日にはどうしても冷たい飲み物やデザートが食べたくなってしまいますが、妊活中の女性にとっては体を冷やすものの取りすぎは良くありません。妊活中の間は、飲み物は出来る限り常温かホットで、デザートも同じように冷たくないものを選ぶか、冷たいものは「食べたいな」と思う量より少な目に抑えておくのがベターです。
【住】 …室内外の温度差と冷えに注意!
現代人の夏バテには、エアコン使用による室内外の急激な温度差を一日に何度も経験し、自律神経の乱れが引き起こされるのも大きく関係しています。そして、暑がりのパートナーを持つ女性にとっては、男性の快適さに合わせた低い室温設定があだとなり、暑さで消耗した体を更に冷やし、ホルモンバランスの乱れにも繋がってしまうのです。
妊活中はエアコンの効いた室内では腹巻、靴下、湯たんぽ、長袖パジャマなどを積極的に活用して、冷えから大切な体を守ってあげましょう。夏でもお風呂で湯舟に浸かることで、体の芯から温めるのも効果的です。
このように夏の暑さと体の冷えによるダメージケアをしていくことが自律神経を労わり、ホルモンバランスの乱れやストレス減少、結果的に心身の健康と妊活コンディションを整えることにつながっていきます。
夏バテで身も心も何となく状態が優れないというときは、メンタルケアに加えて衣食住へのアプローチも行い、体に働きかけることから心を整えていってみてください。
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恵 理世 Riyo Megumi
コラムニスト/メンタルケアカウンセラー
専門は女性のための深層心理分析。産前産後のお母さんたちのメンタルケアを中心に活動。自身も不妊や流産に悩み、妊活の末、現在は一児の母。日英バイリンガルとして、世界各国の人々のカウンセリングを行ってきた経験と女性のメンタルケアに携わってきた臨床経験を活かし、グローバルな視点でのコラムを執筆している。
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