このコラムを見に来てくださっている妊活WOMAN®さんの多くが
「なかなか妊娠できない!」
「なぜ妊娠できない理由を知りたい!」
と思って来ているのだと思います。
私は、心の専門家である心理カウンセラーなので、
その観点から「妊娠できない理由」の一因をお伝えしようと思います。
■ストレスで不妊になる!
「不妊治療を止めた途端に子どもができた」という話をよく耳にすることがあります。
そんな話を耳にするたび「ストレスが不妊と関係が深そうだ」ということは
妊活WOMAN®さんならなんとなく感じているのではないでしょうか。
【ストレスが不妊のリスクを増加させる】ということを示した研究結果があります。
2014年のオハイオ州立大学ウェクスナー医療センターによる研究(※1)です。
その研究結果によると、
強いストレスを感じている女性はそうでない女性と比べて、
妊娠する可能性が毎月あたり29%低かった
不妊の臨床定義を満たす可能性が倍以上高かった
ということが分かったそうです。
数字で表すと、ストレスがいかに妊娠に大きな影響を与えているかがわかると思います。
■私の不妊はストレスが原因なの??
「ストレスが不妊の一因となり得ることはわかった。
でも私の不妊の原因ってストレスなの??」
そんな疑問がわいてきますよね。
その答えを探るには、まず一通りの検査をしていることが前提になります。
検査の結果、身体的に夫婦ともに問題がない場合はストレスが一因の可能性があります。
(ただし、検査ではわからない原因もありますので、
医師に検査結果を聞くときにきちんと確認をするようにしましょう)
また、
体外受精などで受精卵のグレードが良く、
子宮内膜など身体的にも問題はなさそうなのになかなか妊娠しない場合にも
ストレスが一因の可能性があります。
■まずは、ストレスケアを始めてみることが妊活の近道!
ストレスケアというと日本人にはあまりなじみがなく、
何から始めたらよいかわからないかもしれません。
ストレスケアの手順は、下記の通りです。
自分の今の状態を知る(何にストレスを感じているのかを知る)
ストレスとなる元が何なのか探しましょう
ストレス元をなくすためにできることを考え、実行しましょう
手順としてはとてもシンプルですが、
多くの妊活WOMAN®さんが、1と2ができていないので、当然3ができません。
「私のストレスは仕事です!!」というざっくりした見立てでは、
「では、仕事辞めますか?辞めませんか?」という究極の二択しか考えつきません。
そうではなくて、
仕事の中でも何がストレスとなっているのかを深堀りする必要があるのです。
仕事の人間関係なのか、仕事内容なのか、通勤時間なのか、給与なのか、
それがわからなければ対策が立てられないのです。
LIB Laboratoryの心理カウンセリングの中では
一番初めに「あなたの“WORRY(心配事)”を探せ!」というチェックシートをしていただき、
1を目に見える形にします。
そして、
その結果をもとにカウンセリングの中で2を具現化していき、
カウンセリングのゴールとして3を設定します。
「不妊の原因となるストレスをきちんとケアしたい」
そう思う方はまずは手順にのっとて、原因を探ることから始めてみてくださいね。
■メンタルケアについて直接学んでみませんか?
カウンセリングって、ちょっと敷居が高い気がする…。
マンツーマンでカウンセラーとお話するの緊張しちゃう…。
病気じゃないのにカウンセリング?大げさかしら?
カウンセリングって、まだまだ日本では一般的ではありませんが、
海外では風邪を引いたら病院に行くくらい普通のこと。
ひとりで悩んでいてもなかなか解決しない時は、
プロに頼んでスッキリ解決して前に進んでみませんか?
とはいってもカウンセリング未経験だといきなりマンツーマンは緊張してしまいますよね。
そんな妊活WOMAN®さんのために、
「妊活CAFE」という少人数で妊活の悩みなどを話し合ったり、メンタルケアを学んだり、
プロの心理カウンセラーから解決策のヒントを聞ける場を作りました。
過去に参加された方の中には、
妊活CAFEに参加したことでストレスが軽減されました。
おかげさまで今我が子を手に抱いています!
あの時参加して本当に良かったです。
というお声も頂いています。
ご参加のお申込はこちらから!
妊活CAFEでお会い出来るのを楽しみにしてますね!
※1 出典:「human reproduction」http://m.humrep.oxfordjournals.org/
今井 さいこ Saiko Imai
LIB Laboratory代表。公認心理師/睡眠指導者。
高校生の時「環境が心に与える影響」に興味を持ったことから、大学で心理学を専攻。臨床心理学を中心に認知心理学、知覚心理学、行動心理学、生物心理学、発達心理学を学ぶ。
その後、社会人としてベンチャー企業に勤める傍ら、心理カウンセラーとしての勉強と実践を積み、女性向けカウンセリングを始める。
2013年から7年間妊活支援に特化した心理カウンセリングを提供。現在は、睡眠指導者やナチュラルライフセラピスト、アロマテラピーアドバイザーの知識も活かした心理カウンセリングにより、心身共に健康に導くカウンセリング、パフォーマンスを上げるための睡眠指導をおこなっている。
Comments