top of page
検索

赤ちゃんの夢や妊娠できない夢、気になる妊活中の夢分析


どういう暗示なのかと気になる妊活WOMAN®さんもいるのではないでしょうか。


私はカウンセリングの中で『夢分析』をすることがあります。

『夢分析』とは、睡眠時に見る映像(夢)を思い出してもらいそれを分析することです。


心理学では、夢は無意識の集合体と言われていますが、夢にはその人が意識していない心情や価値観、思考を客観的に知るためのヒントがたくさん隠されています。

妊活WOMAN®の皆さんも見た夢を思い出しながら読んでみてくださいね。



■夢って何??

そもそも夢とは何でしょう?


これまでは心理学的な観点から研究が進められてきた“夢”も、脳科学の分野からの研究によりさまざまなことが解明されつつあります。


夢は、睡眠時に脳が情報処理をしているときに映像として見えるものだと言われています。

そのため、当日~3日前ぐらいの間に起きた出来事や見聞きした情報が夢の中に出てくることが多いです。

ストーリーが現実ではありえないような内容であったり、登場人物が身近な人から現実世界では出会わないような人であったり、脈絡がないように思える夢もすべて自分が経験したものから作られているということです。

そのため、感情や意志に左右されることがないため、客観的に心の状態や状況を把握するのに役立てることができます。


■夢分析と夢占い

クライエント様に夢分析をすると

「当たってます!!」

とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。


夢分析はその人の心の状態を分析しているので、当たっていて当然なのですが、皆さん“夢占い”のように捉えているので「当たっている/当たっていない」で判断されるのだと思います。

夢分析と夢占い、2つの違いは下記の通りです。

  • 夢分析:見た夢の内容を詳しく伺い分析することで、今の心情や環境を客観的に知る

  • 夢占い:見た夢の内容から統計学的に未来のことを予測する

見た夢をどのように自分に活かしたいのかによってどちらを選ぶか決めるとよいでしょう。


■夢分析の例

クライエント様の許可をいただいて、夢分析の例をお伝えしたいと思います。

<夢の内容>

子供が欲しいとはっきり思ってなかった時も、何度も何度も赤ちゃんの夢を見ました。妊活中はもっと増えて、赤ちゃんを抱きしめて愛おしいと思ったり、人の赤ちゃんを奪ったりなど。

どんな意味があるのでしょう??

<夢分析>

赤ちゃんが欲しいとはっきりと思っていなかったときと妊活中では赤ちゃんの意味が異なります。

一般的に『赤ちゃん』は新しい物事の象徴です。


赤ちゃんが欲しいと思っていなかったときは、その前後で新しく始まる何かを始める、もしくは始まるときだったのではないでしょうか。

妊活中は、赤ちゃんに関する情報や映像を見る機会が増えます。そのため、赤ちゃんが夢に出てくる頻度も頻繁であることは推測できます。そこに心理的な深い意味はありません。

夢の中で赤ちゃんと触れ合うときに感じる感覚や感情は無意識の中にある感情だと考えられますので、そちらに着目する方がよいでしょう。


おそらくまだ見ぬ我が子に対しての愛情や赤ちゃんが欲しい気持ちの表れとして抱きしめたり奪ったりという行為が映像となっているのでしょう。

赤ちゃんの夢を頻繁に見るということはあなたが子どもを深く望んでいることの表れです。


夢を見た後や起きた時に感じる感情を手帳などに書き留めておくようにしましょう。

カウンセリングの時にその感情についてお話しながら、メンタルケアをしていきましょう。



■夢分析と睡眠指導

夢分析の前提として「睡眠をしっかりとる」ということがあります。


睡眠には、

・ノンレム睡眠(深い眠り、脳を休める)

・レム睡眠(浅い睡眠、体を休める)

があり、夢はレム睡眠時に見ます。


夢ばかり見るから眠りが浅い、夢を全く見ないから眠りが深い、というわけではありません。誰もが夢を見ているのですが、覚えていない、というのが一般的な説です。

ただし、“夢を見るとそのまま起きてしまう”など、夢を見ることで睡眠が阻害されているのでしたら睡眠の質が落ちていることが考えられます。

見た夢について夢分析でメンタルケアをおこなうと共に、睡眠指導で質の良い睡眠をとることも同時におこなっていきましょう。

ご相談は、心理カウンセリングからしてくださいね。


心と体の両面からケアをすることで自律神経を整え、しっかりとホルモン分泌を促すことができ、妊活を前へ進めることができるようになりますよ。


 

今井 さいこ Saiko Imai


LIB Laboratory代表。公認心理師/睡眠指導者。

高校生の時「環境が心に与える影響」に興味を持ったことから、大学で心理学を専攻。臨床心理学を中心に認知心理学、知覚心理学、行動心理学、生物心理学、発達心理学を学ぶ。

その後、社会人としてベンチャー企業に勤める傍ら、心理カウンセラーとしての勉強と実践を積み、女性向けカウンセリングを始める。

2013年から7年間妊活支援に特化した心理カウンセリングを提供。現在は、睡眠指導者やナチュラルライフセラピスト、アロマテラピーアドバイザーの知識も活かした心理カウンセリングにより、心身共に健康に導くカウンセリング、パフォーマンスを上げるための睡眠指導をおこなっている。

https://www.liblaboratory.com/imaisaiko

閲覧数:649回
bottom of page