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妊娠するための月経メカニズムとストレスの関係性 ~ストレス軽減で生理周期を整えるため心理学活用法~

妊娠するためには生理周期を整え、月経メカニズムについてよく知り、そのメカニズムを上手に利用することが大切です。そこに邪魔をしてくるのが、「ストレス」という存在になります。ストレスは、生理周期を乱すこともあれば、女性ホルモンの分泌を減少させることもあります

月経のメカニズムとともに、心理学を活用したストレス軽減の方法についても詳しくみていきましょう。


■意外とウロ覚えな月経メカニズム

成熟した女性の子宮から、生理的な出血が周期的におこることを、医学用語では「月経」、一般的には「生理」と呼んでいます。

月経は、思春期の初経(はじめての生理)から生理的出血のなくなる閉経期まで25日~38日周期でおこり、だいたい4日~7日間ほど続きます


■生理周期に起こる4つのホルモン変化と生理のしくみ

女性のカラダは、下記のような4パターンのホルモン変化を周期的に繰り返しています。

  1. 卵胞期 脳下垂体から分泌されたホルモンの影響を受けて発育した原始卵胞が、成熟卵胞です。この発育した成熟卵胞から卵胞ホルモンが分泌されます。

  2. 排卵 卵胞ホルモンが増えたことで、黄体形成ホルモンや卵胞刺激ホルモンが一気に分泌し、卵子が排出されます。これが排卵です。

  3. 黄体期 排卵後の卵胞が黄体となり、黄体ホルモンなどのホルモンを分泌し、子宮内膜を厚くして妊娠に適切な状態を作ります。

  4. 生理 妊娠しなかった場合、黄体の機能が低下し、女性ホルモンの量が少なくなり、不要になった子宮内膜が剥がれ落ちて血液とともに排出されます。これが生理のしくみです。



■規則的な生理周期は妊娠する可能性を高める

妊娠は、排卵によって排出された卵子と精子が出会って受精し、子宮内膜まで辿り着いた受精卵が着床することが必要になるため、生理が不定期だと妊娠の可能性が低くなります

逆に生理周期が整っていると、オギノ式や排卵検査薬を活用することで排卵日の予想を立てやすくなり、性交のタイミングも計りやすくなるため、妊娠の可能性を高めることができるのです。



■心理学を活用したストレス軽減法

ストレスが生理周期やホルモンバランスを崩してしまう場合もあるため、「コーピング」という心理学を活用したストレス軽減法を習慣にしてみましょう。

コーピングとは、ストレスに対処するための方法や努力のことで、特におすすめなのはリラクセーション型のコーピングです。方法も簡単で、ストレスによって感情が高ぶったり沈んでしまったりしたときに、ゆっくり大きく深呼吸をしてカラダを動かすだけです。

そうすることでカラダの緊張が緩和され、感情も平穏に近づきますし、ストレスを感じるたびにおこなうことで、ストレス耐性が高まる可能性もあります。


妊娠の可能性を高めるためにも、ぜひ、コーピングを取り入れてみてくださいね。



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山内良子 Ryoko Yamauchi


2008年頃から接客業務改善などの業務に携わりながら、資格を生かした親子クッキングイベントなどを開催。現在は主にライターとして活動し、旅や暮らし、インタビューや経営者向けの記事など幅広く執筆中。「妊活WOMAN®コラム」では、学んだ心理学を活かしながら、女性の気持ちが軽くなるような記事づくりを目指している。https://www.liblaboratory.com/yamauchiryoko

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