高温多湿な日本の梅雨は、過ごしにくさから気持ちが落ち込みがちになります。そこに梅雨明けの夏の暑さが加わると、気候の急激な変化によるストレスに耐え切れず、心身ともに体調を崩してしまう人が急増するのです。
今回は、夏の妊活をスムーズに進めるために欠かせない、梅雨をのりきるメンタルケアのポイントについてお伝えします。
■梅雨はメンタルも体も弱りがち
梅雨の季節は、「頭痛や体がだるくてつらい」「なぜか生理周期や基礎体温が乱れる」「気分が落ち込んだり、情緒不安定」といったお悩みが多く寄せられます。これには、湿気や気温の大幅な変動や、気圧の変化が関係しており、心身の健康が欠かせない妊活にとって大敵です。メンタルが弱ってしまうと、自律神経やホルモンバランスの乱れを引き起こし、さまざまな体調不良につながることもあるからです。
■梅雨明けの暑さに向けた対策が大切
こうして梅雨の間に弱った心と体にとって、梅雨明けの急な暑さは大ダメージ!そのまま夏バテに突入してしまうと、体調を立て直すのが更に難しくなってしまいます。このようなネガティブなサイクルを避けるためには、梅雨の間にしっかりとメンタルケアに力を入れ、来るべき夏の暑さに立ち向かえる状態を作ることがとても大切なのです。
■心身を労わり、梅雨をのりきるメンタルケア
“病は気から”と言われているように、体調不良を防ぐには心の健康が鍵となります。そして、心の健康は、日々の行動によって作られます。梅雨の憂鬱やストレスを軽減には、このようなポイントを意識してみることがおすすめです。
早寝&十分な睡眠で、ホルモンバランスを整える
意識して体をあたため、内臓の働きを活性化させる
毎日少しでも自分の好きなことをする時間を持つようにし、気持ちを癒す
ストレッチやヨガ、室内で体を動かす機会を作り、ストレス発散を
泣きたいときは涙を我慢せず、思う存分泣いてみる
心や体がつらいときは、早目にカウンセリングや医療機関のアドバイスを仰ぐ
■梅雨のストレスケアが、夏の妊活をスムーズに
私たちの心と体は、梅雨から夏へと季節が移り変わっていく間、さまざまなストレスにさらされます。しかし、そこでしっかりと自分と向き合い、気持ちのケアに力を入れれば、ダメージを最小限に抑えるだけでなく、夏の妊活に向けてコンディションを整えていくことができるでしょう。
雨の日々もまた、私たちにとって大切な意味があるのです。この時を活かして、夏の太陽に立ち向かう強さを培っていけますように。
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恵 理世 Riyo Megumi
コラムニスト/メンタルケアカウンセラー
専門は女性のための深層心理分析。産前産後のお母さんたちのメンタルケアを中心に活動。自身も不妊や流産に悩み、妊活の末、現在は一児の母。日英バイリンガルとして、世界各国の人々のカウンセリングを行ってきた経験と女性のメンタルケアに携わってきた臨床経験を活かし、グローバルな視点でのコラムを執筆している。
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