40代の推し活はおかしい?夫に理解されないときに考えたい夫婦の境界線
- 今井 さいこ

- 3月18日
- 読了時間: 5分
※この記事は、2026年3月14日配信のPodcast「それ、わかるー!!」でお話しした内容をもとにまとめています。※配信エピソード:242.40代の推し活はおかしい?夫婦で違う「好き」を尊重するための境界線
40代になってから始めた推し活が心の支えになっているのに、夫から「いい年して」と言われて傷ついてしまう。家族を大切にしているつもりでも、趣味を楽しむことに罪悪感を抱く女性は少なくありません。
この記事では、夫に推し活を理解してもらえないときの考え方と、夫婦で違う価値観を尊重するための工夫をお伝えしています。
■こんな方におすすめの内容です
夫から推し活や趣味を否定されている
好きなものを理解してもらえず、寂しさを感じる
家族を優先しながら自分の楽しみも大切にしたい
夫婦の価値観の違いに悩んでいる
趣味に使うお金や時間について話し合いたい

好きなものを否定されると、自分まで否定されたように感じる
「いい年して、まだそんなことをしているの?」
大切にしている趣味や推しについて、このような言葉をかけられると、単に活動を否定されたというだけではなく、自分自身まで否定されたように感じることがあります。
特に、推し活が日々の楽しみや心の支えになっている場合は、その存在を軽く扱われることで、思っている以上に傷つくこともあるでしょう。
家族を大切にすることと、自分の好きなものを大切にすることは、どちらか一方しか選べないものではありません。
仕事や家事、子育てなど、さまざまな役割を担う30〜40代の女性にとって、家族以外にも気持ちを明るくしてくれる存在があることは、日常を支える一つの力になります。
夫婦でも、すべてを理解し合えるとは限らない
夫婦だからこそ、自分が大切にしているものを相手にも理解してほしいと思うのは自然なことです。
しかし、夫婦であっても、趣味や価値観、好きなものがすべて一致するとは限りません。推しの魅力を説明しても、相手が同じように好きになってくれるとは限らないでしょう。
ここで分けて考えたいのが、「理解すること」と「尊重すること」です。
推しの魅力を理解したり、同じ熱量で応援したりすることは難しくても、「あなたにとって大切なものなのだ」と尊重することはできます。
目指すのは、「夫にも推しを好きになってもらうこと」ではなく、「理解できなくても、否定や批判をせずに見守ってもらうこと」なのかもしれません。
心理学でいう「バウンダリー」を意識する
心理学では、自分と相手との間にある心理的な境界線を「バウンダリー」といいます。
夫婦や家族のように距離が近い関係では、お互いの領域が曖昧になりやすく、「家族なのだから同じ価値観でいるべき」「相手の趣味にも口を出してよい」と考えてしまうことがあります。
けれども、夫婦であっても、それぞれに自分の時間やお金、好きなものがあります。
たとえば、
自分で自由に使えるお金の範囲で楽しむ
家族との約束や予定を一方的に後回しにしない
共有スペースにグッズを置く場合は相談する
趣味や推しについて、からかったり否定したりしない
といった線引きを話し合うことができます。
「どちらが正しいか」を決めるのではなく、お互いが無理なく過ごせる範囲を探すことが大切です。
「どこまで理解してほしいのか」を整理してみる
夫に推し活を理解してもらいたいと感じたときは、まず自分が何を求めているのかを具体的に整理してみましょう。
「推しの魅力を分かってほしい」のか、「推し活をすることを認めてほしい」のか、「傷つく言い方をやめてほしい」のかでは、伝える内容が変わります。
たとえば、
「一緒に推してほしいわけではないけれど、私にとって大切な楽しみだから否定しないでほしい」
「自分のお金と時間の範囲で楽しむので、温かく見守ってほしい」
「『いい年して』と言われると、自分まで否定されたように感じて悲しい」
と伝えてみる方法があります。
相手を責めるのではなく、「私はこう感じる」「こうしてもらえるとうれしい」という伝え方をすると、話し合いになりやすくなります。
夫の言葉を一つの意味に決めつけない
夫の「いい年して」という言葉の背景には、推し活そのものへの否定だけではなく、戸惑いや寂しさが含まれている可能性もあります。
「自分より推しのほうが大切なのではないか」「これまで見たことのない妻の姿にどう反応すればよいか分からない」と感じていることもあるでしょう。
もちろん、だからといって傷つく言葉を我慢する必要はありません。
ただ、「私を否定している」と一つの意味に決めつけず、「どうしてそう思うの?」と聞いてみることで、夫の本音が見えてくることがあります。
相手の気持ちを想像しながらも、自分の気持ちを置き去りにしないことが大切です。
家族も、自分の「好き」も、大切にしていい
家族が大切だからといって、自分の楽しみをすべて後回しにする必要はありません。
自分の好きなものに触れ、気持ちが満たされることで、日常に少し余裕が生まれることもあります。その余裕が、家族へのやさしさにつながる場合もあるでしょう。
まずは、推し活に使っているお金や時間を書き出し、「自分も家族も無理をしていないか」を確認してみてください。そのうえで、自分が守りたい範囲と、夫と相談したい範囲を整理してみましょう。
すべてを理解し合うことよりも、違いがあってもお互いを尊重できることが、夫婦関係では大切なのかもしれません。
Podcast『それ、わかるー!!』では、推し活を理解してくれない夫との関係や、夫婦で気持ちよく過ごすための線引きについて、身近な例を交えながらお話ししています。ぜひ音声でもお聴きください。
*ご相談について同じような悩みをお持ちで、「一人では整理しきれない」と感じたときは、オンラインカウンセリングでお話を伺っています。
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*Podcastについて
オンラインカウンセリングサロン「LIB Laboratory」代表の今井さいこと、ゆみこさんの2人でお送りしています。心理の専門家の視点から、日常に持ち帰りやすい形でお話ししています。
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