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人に頼れないあなたが、少し力を抜くためにできること

※この記事は、2026年2月28日配信のPodcast「それ、わかるー!!」でお話しした内容をもとにまとめています。


「人に頼るのが苦手で、何でも1人で抱えてしまう」

「夜、布団に入ると“今日も頑張りすぎたな”と思う」


そんなふうに、休みたいのに力の抜き方がわからない方もいるのではないでしょうか。


この記事では、頑張りすぎてしまう人が少しずつ力を抜くための考え方をお伝えしています。



■こんな方におすすめの内容です


  • 人に頼るのが苦手で、つい一人で抱え込んでしまう

  • 仕事や家事、子育てを頑張りすぎて疲れている

  • 休みたいのに、休むことにも罪悪感がある

  • 「ちゃんとしなきゃ」と思うことが多い

  • 夜になると「今日も頑張りすぎたな」と感じる


人に頼れないあなたが、少し力を抜くためにできること


人に頼れない人ほど「頑張りすぎ」に気づきにくい


人に頼るのが苦手な方は、「自分でやった方が早い」「お願いするくらいなら自分でやろう」と考えることが多いかもしれません。


もちろん、自分でできる力があることは素晴らしいことです。責任感があり、周りをよく見て動ける方ほど、仕事でも家庭でも頼りにされる場面が多いのではないでしょうか。


ただ、自分では“普通にやっているだけ”のつもりでも、実は120%、140%の力を出し続けていることがあります。周りから見れば十分すぎるほど頑張っているのに、本人の中ではそれが当たり前になっている状態です。


公認心理師として相談をお受けしていても、「これくらい普通ですよね」と話される内容が、実際にはかなり大きな負荷になっていることがあります。まずは、「私は少し頑張りすぎているのかもしれない」と気づくことが、力を抜くための最初の一歩になります。



「休むこと」まで頑張らなくていい


頑張りすぎている方に「休む時間を作りましょう」と伝えると、その“休む時間を作ること”まで頑張ってしまうことがあります

たとえば、リラックスしようとして予定を詰め込んだり、休むためのルーティンを完璧にこなそうとしたり。気づけば、「ちゃんと休まなきゃ」と自分にプレッシャーをかけてしまうのです。


休むことは、本来もう一つのタスクではありません。することを増やすのではなく、まず今の頑張りを少しだけやめてみることです。


「今日は何もしない時間を作る」よりも、まずは「いつもより少しだけ力を抜いても大丈夫なこと」を探してみる。たとえば、夕食を簡単なメニューにする、掃除を完璧にしない、返信を少しだけ後にする。そんな小さな調整からで十分です。



120%ではなく、まずは100%を目指す


今回のPodcastでは、「100%に抑える」という話をしました。


頑張りすぎてしまう方は、いきなり50%まで力を抜くことを目指すと、不安になったり、落ち着かなくなったりすることがあります。だからこそ、まずは「120%や140%を、100%に戻す」くらいのイメージが現実的です。


ここで大切なのは、自分の中の100%がどこなのかを見直してみることです。


たとえば仕事であれば、求められている基準を満たしている状態が100%かもしれません。書類なら、必要事項が記入され、期限内に提出できていれば十分ということもあります。


一方で、家事や育児、家族の予定管理などは、やろうと思えばどこまでもできてしまいます。だからこそ、「どこまでやれば十分か」が見えにくくなりやすいのです。

「ここまでやったら生活に大きな支障はない」「これ以上は、今の自分にとってプラスアルファかもしれない」

そんなふうに線引きしてみることが、頑張りすぎを防ぐ助けになります。



自分の80%が、周りには十分な100%かもしれない


力を抜く練習としておすすめなのが、「自分の80%でやってみる」ことです。

最初は「手を抜いた気がする」「これで大丈夫かな」と感じるかもしれません。でも、実際にやってみると、意外と問題なく回ることがあります。


たとえば、


  • いつもより少し簡単な夕食にしてみる

  • 洗濯物を完璧にたたまず、家族が使いやすい形で置いておく

  • 資料作成を必要十分なところで止めてみる


その結果、「あれ、意外と大丈夫だった」と感じられたら、それは大事な経験です。心理学的には、このように実際に試して確かめることを“行動実験”として捉えることがあります。

頭の中で「きっと困るはず」と考えているだけでは、なかなか安心できません。けれど、小さく試して「大丈夫だった」という体験が増えると、少しずつ力を抜くことへの不安がやわらいでいきます。



人に頼れないときは、仕組みや道具に頼ってもいい


「人に頼りましょう」と言われても、それがすぐにできないこともあります。


  • お願いすることに気を遣う

  • 断られたらどうしようと思う

  • 説明するより自分でやった方が早いと感じる


そんな方もいると思います。

その場合は、まず“人以外”に頼ることから始めてもかまいません


たとえば、家事であれば便利家電や宅配サービスを使う。仕事であれば、AIやテンプレート、リマインダー機能を活用する。予定管理であれば、家族と共有できるカレンダーを使う。

これは「怠ける」ということではありません。自分のエネルギーを守るための工夫です。

一人で抱え込みすぎないために、「私が全部やる」以外の選択肢を少しずつ増やしていくことを意識してみましょう。



「頑張りすぎたな」から「今日も頑張ったな」へ


夜、布団に入ったときに「今日も頑張りすぎたな」と思う日が続くと、心も体も少しずつ疲れていきます。

でも、同じ一日を振り返るなら、いつか「今日も頑張ったな」と思って眠れるようになるといいですよね。


そのために必要なのは、いきなり大きく変えることではありません。まずは、今日の中で一つだけ「ここは80%でやってみよう」と決めてみること。人に頼れなくても、家電や仕組み、便利なサービスに頼ってみること。自分の中の“十分”を少しずつ見つけていくことです。


頑張れる力がある人ほど、力を抜くことには練習が必要です。だからこそ、焦らず少しずつで大丈夫です。


Podcast『それ、わかるー!!』では、今回のテーマについて、より日常に近い言葉でお話ししています。「人に頼るのが苦手」「何でも一人で抱え込んでしまう」「休み方がわからない」と感じている方は、ぜひPodcastでも聴いてみてください。



*ご相談について同じような悩みをお持ちで、「一人では整理しきれない」と感じたときは、オンラインカウンセリングでお話を伺っています。

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*Podcastについて

オンラインカウンセリングサロン「LIB Laboratory」代表の今井さいこと、ゆみこさんの2人でお送りしています。心理の専門家の視点から、日常に持ち帰りやすい形でお話ししています。


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