40代後半、仕事は安定しているのに「このままでいいのかな」と感じたら
- 今井 さいこ

- 2025年8月27日
- 読了時間: 5分
※この記事は、2025年8月23日配信のPodcast「それ、わかるー!!」でお話しした内容をもとにまとめています。
仕事には慣れてきた。ポジションも安定している。大きな不満があるわけではない。それなのに、ふと「このままでいいのかな」「私は何のために働いているんだろう」と感じることはありませんか。
この記事では、40代後半から感じやすいキャリアの停滞感との向き合い方をお伝えしています。
■こんな方におすすめの内容です
40代後半になり、これからのキャリアに迷いを感じている方
仕事は安定しているのに、成長していない気がする方
周りの副業や資格取得を見て焦ってしまう方
新しいことに挑戦する気力が湧かず、自分を責めてしまう方
これからの働き方や生き方を見つめ直したい方

40代後半、「このままでいいのかな」と感じるのは自然なこと
40代後半になると、仕事の経験も積み重なり、日々の業務にもある程度慣れてきます。若い頃のように、初めてのことに必死で取り組んだり、目に見えてできることが増えたりする機会は少なくなるかもしれません。
そのため、
「最近、成長している実感がない」
「毎日同じことの繰り返しに感じる」
「この先もこのままでいいのかな」
と感じることがあります。
けれど、それは決して“ダメな状態”というわけではありません。むしろ、ここまで頑張ってきたからこそ、次の働き方や生き方を考え始める時期に入っているとも言えます。
公認心理師としてご相談を伺っていても、40代以降の女性からは「仕事も家庭もそれなりに回っているのに、心の中にぽっかりした感じがある」という声を聞くことがあります。それは、今の自分を否定するサインではなく、これからの自分に目を向けるサインなのかもしれません。
周りと比べると、焦りは大きくなりやすい
今回のPodcastでは、周囲の同僚が副業や資格取得に積極的で、自分だけ取り残されているように感じるというお悩みを取り上げました。
SNSや職場で、誰かが新しいことに挑戦している姿を見ると、「私も何かしなきゃ」「何もしていない私は遅れているのかな」と感じてしまうことがありますよね。
でも、副業や資格取得は、あくまで選択肢のひとつです。それをしていないからといって、キャリアと向き合っていないわけではありません。
大切なのは、周りと同じように動くことではなく、自分はこれから何を大切にして働きたいのかを考えることです。
たとえば、「収入を増やしたい」のか、「人の役に立っている実感がほしい」のか、「無理なく長く働けることを大切にしたい」のか、「家族との時間も守りたい」のか。
目指したい方向によって、必要な一歩は変わります。
「成長し続けなければ」と思いすぎなくていい
キャリアというと、どうしても「成長」「挑戦」「スキルアップ」という言葉が浮かびやすいかもしれません。
もちろん、新しいことに挑戦することも素敵です。けれど、人生のすべての時期で、常に右肩上がりに成長し続ける必要はありません。
仕事に慣れたからこそ、安定してできることがあります。経験を積んだからこそ、周りを支えられることがあります。自分では当たり前にしていることが、後輩や周囲の人にとっては大きな助けになっていることもあります。
心理学では、40代以降は「自分が得てきた経験を、次の世代や周囲にどう手渡していくか」を考える時期とも言われます。
つまり、これからのキャリアは、何かを新しく足すだけではなく、これまで積み重ねてきたものをどう活かすかという視点も大切になります。
次のステージのために、自分の価値観を見直してみる
「このままでいいのかな」と感じたとき、いきなり大きな決断をしなくても大丈夫です。
転職する。副業を始める。資格を取る。働き方を大きく変える。
そうした選択をすぐに決める前に、まずは自分の内側を整理してみましょう。
日常でできる小さな工夫として、次の3つを書き出してみるのがおすすめです。
1つ目は、これまでの仕事で「やってよかった」と思えること。小さな達成感や、人から感謝された経験も含めて書いてみます。
2つ目は、今の仕事の中で、比較的負担が少なく続けられていること。得意なことや、自然にできていることが見えてくるかもしれません。
3つ目は、これからの生活で大切にしたいこと。仕事だけでなく、家族、健康、自分の時間、収入、人とのつながりなども含めて考えてみてください。
この3つを見直すことで、「自分にとっての次のステージ」が少しずつ見えてくることがあります。
大きな挑戦ではなく、小さな一歩からでいい
新しいことに挑戦する気力が湧かないときに、無理に大きな目標を立てると、かえって疲れてしまうことがあります。
そんなときは、今の仕事や生活の延長線上にある“小さな一歩”を探してみてください。
たとえば、後輩に自分の経験を少し伝えてみる。今の仕事の中で好きな業務をひとつ意識してみる。気になっているテーマの記事や本を少し読んでみる。自分が大切にしたい働き方について、ノートに書いてみる。
それだけでも十分です。
キャリアの見直しは、すぐに答えを出すことではありません。「私はこれからどう働きたいのかな」と、少しずつ自分に問いかけていく時間でもあります。
焦りを感じる自分を責めずに、今まで頑張ってきた自分を一度認めてあげること。そのうえで、これからの働き方を自分のペースで考えていけたらいいですね。
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*Podcastについて
オンラインカウンセリングサロン「LIB Laboratory」代表の今井さいこと、ゆみこさんの2人でお送りしています。心理の専門家の視点から、日常に持ち帰りやすい形でお話ししています。
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