子育てと仕事を頑張っているのに虚しい…「誰のために頑張ってるんだろう」と感じたときに考えたいこ
- 今井 さいこ

- 2025年11月12日
- 読了時間: 6分
※この記事は、2025年11月8日配信のPodcast「それ、わかるー!!」でお話しした内容をもとにまとめています。
子育てと仕事の両立に追われる毎日の中で、ふと「誰のために頑張っているんだろう」と虚しくなることはありませんか。家族のため、仕事のために動いているはずなのに、心がついてこない日もあります。
この記事では、頑張っているのに虚しくなるときの心の整理と、日常でできる小さな工夫をお伝えしています。
■こんな方におすすめの内容です
子育てと仕事の両立に疲れている方
家族のために頑張っているのに報われないと感じる方
夫との関係がギクシャクしていると感じる方
「誰のために頑張っているんだろう」と虚しくなることがある方
自分のための時間や気持ちを後回しにしがちな方

子育てと仕事を頑張っているのに、なぜ虚しくなるのか
子育ても仕事も、どちらも大切にしたい。そう思って毎日を過ごしているのに、気づけば時間に追われ、家事に追われ、子どもの対応に追われ、仕事の責任にも追われている。
そんな日々が続くと、
「私ばかり頑張っている気がする」
「何のためにこんなに頑張っているんだろう」
と感じることがあります。
この虚しさは、ずっと頑張り続けてきた心が、「このままで大丈夫かな」「少し立ち止まりたい」と知らせてくれているサインかもしれません。
公認心理師としてご相談を伺っていると、つらさの背景には、単に忙しいということだけでなく、「頑張りをわかってもらえていない」「自分の気持ちを置き去りにしている」という感覚が重なっていることがあります。
「両立が大変だから虚しい」のかを分けて考えてみる
まず考えてみたいのは、子育てと仕事の両立の負担が軽くなったら、この虚しさは少し和らぐのかということです。
もし負担が減ることで気持ちが楽になりそうなら、必要なのは「気合いで乗り切ること」ではなく、生活の仕組みを見直すことかもしれません。
たとえば、
家事や育児の分担を夫婦で見直す
外部サービスや周囲の助けを使う
仕事の量や働き方を調整できないか考える
完璧にやろうとしていることを少し手放す
こうした工夫によって、心の余白が少し戻ることがあります。
一方で、両立の負担が軽くなっても虚しさが残りそうな場合は、「忙しさ」以外のところに原因があるのかもしれません。
たとえば、夫婦の会話が減っていること、自分の頑張りを認めてもらえていないこと、自分のために選んでいる感覚が薄れていることなどです。
原因を一つに決めつけず、少し分けて見ていくことが、心を整理する第一歩になります。
家族のための頑張りに「自分のため」を入れてみる
「誰のために頑張っているんだろう」と感じるとき、もしかすると、その頑張りの中に「自分のため」という視点が少なくなっているのかもしれません。
子どものため。
家族のため。
職場のため。
生活のため。
もちろん、どれも大切です。けれど、その中に少しでも「私が大切にしたいからやっている」「私がこう生きたいから選んでいる」という感覚があると、同じ行動でも心の受け止め方が変わることがあります。
「子どもと過ごす時間を大切にしたいから、この働き方を選んでいる」
「家族の生活を支えることは、私にとっても大切なこと」
「でも、私が壊れるほど頑張る必要はない」
そんなふうに、自分の気持ちも一緒に置いてあげることが大切です。
自分を後回しにするのではなく、家族の中にいる一人として、自分の心も大切に扱っていきたいですね。
夫婦関係がギクシャクするときは、まず感情を共有する
子育てと仕事に追われていると、夫婦の会話も「連絡事項」だけになりやすいものです。
「明日の予定は?」
「保育園の準備した?」
「これ、やっておいて」
こうしたやり取りが続くと、お互いに頑張っているはずなのに、気持ちがすれ違いやすくなります。
夫婦で話すときは、いきなり解決策を求めるよりも、まずは今の気持ちを短く伝えることから始めてみるのがおすすめです。
「最近、頑張っているのに報われない感じがして、少し虚しくなっている」
「責めたいわけではなくて、今の状態を一緒に考えたい」
「私だけで抱えるのがしんどくなってきた」
このように伝えると、相手も受け取りやすくなることがあります。
ポイントは、「あなたが悪い」と伝えるのではなく、「私は今こう感じている」と自分の気持ちを主語にすることです。それだけでも、話し合いの空気が少し変わることがあります。
今日からできる小さな心の整え方
虚しさを感じたときは、大きな決断をすぐにしなくても大丈夫です。まずは、今の気持ちを少し整理することから始めてみてください。
おすすめは、紙やスマホのメモに次の3つを書いてみることです。
今、一番しんどいことは何か
誰に、何をわかってほしいのか
本当はどうなったら少し楽になるのか
頭の中だけで考えていると、全部が絡まり合って見えることがあります。文字にしてみると、「今つらいのは家事量なのか」「夫に認めてほしいのか」「自分の時間がないことなのか」が少し見えやすくなります。
そして、どんなに小さくてもよいので、今日の自分に一言かけてあげてください。
「今日もよくやった」
「全部はできなくても大丈夫」
「私は私なりに頑張っている」
自分の頑張りを自分で認めることは、決して甘やかしではありません。心を立て直すための大切なセルフケアです。
Podcastでもお話ししています
今回のPodcastでは、子育てと仕事の両立に追われる中で感じる虚しさや、夫婦で現状を共有するヒントについてお話ししています。
「誰のために頑張っているんだろう」と感じたとき、必要なのはもっと頑張ることではなく、今の頑張り方を少し見直すことかもしれません。
同じような気持ちを抱えている方は、ぜひPodcast『それ、わかるー!!』も聴いてみてください。
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*Podcastについて
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