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後輩にきつく言ってしまう…育成でイライラするときの心の整え方

※この記事は、2025年11月15日配信のPodcast「それ、わかるー!!」でお話しした内容をもとにまとめています。

※配信エピソード:227.後輩にきつく言ってしまう…育成でイライラするときの心の整え方


後輩育成を任される中で、「本当は優しく伝えたいのに、つい言い方がきつくなってしまう」と悩むことはありませんか。責任感があるからこそ、思うように伝わらない場面でイライラが出てしまうこともあります。


この記事では、後輩育成で感情が揺れたときの心の整え方をお伝えしています。



■こんな方におすすめの内容です


  • 後輩育成でイライラしてしまうことがある方

  • 職場でつい強い言い方をしてしまい、あとで落ち込む方

  • 「怒る」と「叱る」の違いを整理したい方

  • 後輩との関わり方に悩んでいる30〜40代女性

  • 感情コントロールを少しずつ身につけたい方


後輩にきつく言ってしまう…育成でイライラするときの心の整え方


後輩にイライラするのは、責任感の裏返しでもある


後輩に対してイライラしてしまうと、「私は先輩として向いていないのかな」「もっと優しくしないといけないのに」と、自分を責めてしまうことがあります。

けれど、「本当は優しくしたい」と思っている時点で、そこには相手を大切にしたい気持ちや、きちんと育ってほしいという責任感があるのだと思います


もちろん、感情のままにきつい言葉をぶつけ続けてしまうことは、相手にとっても自分にとっても負担になります。ただ、イライラした自分を責めるだけでは、次の関わり方は見えにくくなります。


まずは、「私は何にこんなに反応しているのだろう」と、一歩引いて見つめることが大切です。



怒りの奥にある「本当の気持ち」に気づく


心理学では、怒りは二次感情と説明されることがあります。つまり、怒りの奥には、不安、焦り、悲しさ、無力感、戸惑いなど、別の気持ちが隠れていることがあるのです。


たとえば、後輩にイライラするとき、心の中ではこんな気持ちが動いているかもしれません。


「こんなに説明したのに、どうして伝わらないんだろう」

「私の教え方が悪いのかな」

「自分の仕事も忙しいのに、これ以上どうしたらいいの」

「ちゃんと成長してもらわないと困る」


このような気持ちが積み重なった結果として、強い言い方になってしまうことがあります。


小さな工夫として、イラッとした瞬間に心の中で「今、私は何に焦っている?」「本当は何をわかってほしかった?」と問いかけてみてください

すぐに答えが出なくても大丈夫です。自分の感情に気づこうとするだけでも、言葉を選び直す余白が少し生まれます。



「怒る」と「叱る」の違いを整理する


後輩育成では、注意や指摘が必要な場面もあります。そのため、「優しくしなければ」と思いすぎて、必要なことまで言えなくなる必要はありません。


大切なのは、「怒る」と「叱る」の違いを整理しておくことです。


怒るとは、自分の感情をそのまま相手にぶつけること。一方で、叱るとは、相手の成長や業務改善のために、必要なことを整理して伝えることです。


たとえば、ミスが起きたときに「なんでこんなことをしたの?」と感情的に言うと、相手は萎縮しやすくなります。

一方で、「どこで迷ったのか、一緒に確認しよう」「次に同じことが起きないように、手順を整理してみよう」と伝えると、相手が考えるきっかけになりやすくなります。


厳しいことを伝える場面でも、目的が「感情をぶつけること」ではなく「次につなげること」であれば、伝わり方は少し変わっていきます



後輩の成長をすべて背負いすぎない


後輩育成で苦しくなりやすい方は、相手の成長や結果まで自分の責任のように感じていることがあります


もちろん、教える側としてできる工夫はあります。説明の仕方を変える、手順を細かくする、確認の機会を増やす、相手のつまずきを一緒に整理する。こうした関わりはとても大切です。


ただ、実際に行動するのは後輩自身です。先輩がすべてをコントロールすることはできません。


「私は伝えるところまで丁寧にやる」「実行する部分は相手の領域でもある」と、少し境界線を引いてみることも必要です。

背負いすぎをゆるめることで、相手を突き放すのではなく、落ち着いて関わる余裕が生まれやすくなります。



うまくできなかった場面だけを見ない


人は、うまくいかなかった場面ほど強く記憶に残りやすいものです。「またきつく言ってしまった」「今日も優しくできなかった」と反省することもあると思います。


でも、きっと毎回きつく言っているわけではないはずです。優しく伝えられた日、落ち着いて話せた場面、後輩が安心して質問できた時間もあったのではないでしょうか。


ぜひ、うまくいった場面も振り返ってみてください


「そのとき、自分にどんな余裕があった?」

「時間帯はいつだった?」

「どんな言い方をしたら、相手が受け取りやすそうだった?」


このように、“できていた自分”を見つけることは、次の工夫につながります



感情コントロールは、環境を整えることからでもいい


感情コントロールというと、自分の気持ちを我慢することのように感じるかもしれません。けれど、気合いや根性だけで感情を抑え込もうとすると、かえって苦しくなることもあります。


忙しいときに話しかけられるとイライラしやすいなら、「今は急ぎの作業中だから、10分後に聞くね」「午後に一緒に確認しよう」「質問をメモにしておいてもらえる?」と、対応するタイミングを調整してみるのも一つです。


自分の余裕がある時間に話す。

確認事項を見える形にする。

一度深呼吸してから返事をする。


こうした小さな工夫も、職場での感情コントロールにつながります


後輩に優しくしたいと思う気持ちがあるからこそ、悩むのだと思います。自分を責めるだけで終わらせず、「次はどう関われるかな」と考えることが、先輩としての成長にもつながっていきます。


Podcast『それ、わかるー!!』では、今回のテーマについて、より日常に近い言葉でお話ししています。後輩育成や職場での感情コントロールに悩む方は、ぜひ配信もあわせてお聴きください。



*ご相談について同じような悩みをお持ちで、「一人では整理しきれない」と感じたときは、オンラインカウンセリングでお話を伺っています。

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*Podcastについて

オンラインカウンセリングサロン「LIB Laboratory」代表の今井さいこと、ゆみこさんの2人でお送りしています。心理の専門家の視点から、日常に持ち帰りやすい形でお話ししています。


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